マツダ CX-5 右リアドア鈑金修理例

リアドア下部及びプロテクターモールに受けてしまった損傷をすすめていきます。

プロテクターモールを外しました、モールは新品部品に交換いたします。

スパッタによる損傷を防止するためにガラス面をガードを行ってからスタッドを使用して引き出しが完了しました。

旧塗膜とスタッド痕を各種サンダーを使用して完全な除去除去を行い表面を荒らすことによりパテの密着性も向上させます。

段差があるサンダーのかけキワをダブルアクションサンダーを使用し、滑らかなフェザーエッジを作りパテ作業に移ります、

エッジをきれいにとらないとパテのキワがスムーズに整形出来ません。

エアーブロー、脱脂、加熱を行ってからファイバーパテを付けていきます、

最初はパテベラで薄くシゴいて荒らした鉄板面にすり込んでから必要な厚みを盛っていきます。

パテキワに厚みを付けないパテ付けを心がけました。

少し足りない分を付け直し整形を行っています。

整形が一段落しました。

仕上げ用180番のパテを薄めに付けて、ヒーターを使用し充分に加熱硬化を行います。

マスキングテープと黒い粉のガイドコートを使用し、プレスラインと逆アールに注意しながら整形を進めていました。

周辺部に足付けを行い、マスキングが完了してサフェーサーを塗装します。

もう一度加熱を行い完全硬化に近づけました。

サフェーサーがボディーに付かないように大きめにマスキングを行っています。

硬化反応してからは溶剤で溶けない二液型サフェーサーを使用します、今回は黒いサフは使用せずガイドコートが見やすいマルチグレーを塗装しました。

加熱硬化を十分に進めてから曲面を調整できるファイルを活用してガイドコートで黒くしたサフェーサー逆アール部の整形を行っています。

水は足付けの最後にだけ使用します。加熱を行い樹脂に入り込んだ水分を乾燥させました。

作業中にバッテリーをフル充電を行いました。

マスキング、脱脂、エアブローを行い塗装に移ります。

カラーベース、トップコートクリアの塗装が完了しました。

クリアは日本ペイントGLクリアーを使用しました。

裏が焦げないように電流を調整してスタッド作業を行いますが念の為に防錆剤の塗布を行います。

溶剤分が抜けると、ほとんど透明になります。

以前使用していた防錆剤より臭いが少なく膜が残り乾燥も早いのでトヨタ純正ラストップを防錆剤として使用しています。

扇風機を使用し、溶剤分を飛ばし臭いの残りを少なくするように努力しました。

組み付け、ポリッシングを行い完成しました。

 

この度はA様 誠にありがとうございました

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