フロント部を硬い相手にぶつけてしまった損傷の修理を行っていきます。

真ん中が奥に入りフロントバンパー外側が外れてしまいました。

右側も中央部に引かれ外れています。

損傷の度合いを確認する為にリフトで上げて分解を始めました。

ホースメント等、部品が付いた状態でフレーム修正機を使用しアライニング（荒出し）を行います。

損傷を受けたラジサポ、ラジエーター等の取り外しを行っています。

ウォーターポンプまで損傷が波及しているので新品部品に取り替えます。

ボディー寸法を計測しています。

計測を行いながら寸法の精度を上げていきます。

必要な部分にスポットを打っています。

新品のラジエーターサポートの塗装を行います、足付けと脱脂まで完了しました。

ホワイト色を塗装しました、クリヤーも使用しています。

ツヤ消し黒をスプレーしました。

ラジエーター、クーラーコンデンサーを組替取り付け作業に移ります。

新品の長寿命LLCを使用します。

作業前に回収したガスに不足分を追加してエアコンガスチャージを行っています。

外装パネルの塗装に移行します、新品フードにリボンシーラーを使用しました。

パネルに歪みが無いか点検を行った後に表の電着塗装を研磨しています。

電着に深いダンボール痕があり、平らの研ぎだすと鉄板が出そうなので、極力、研ぎをせめてジンクプライマーでシールしました。

亜鉛引き鋼鈑に使用するジンクプライマーを塗装してあれば、後にわっか状のキワ痕が出にくくなります。

プライマーを加熱乾燥、研磨を行い白い二液サフェーサーを表面全体に塗装しました。

加熱硬化後にサフェーサーを研磨しています、当て板を使用しブツを残さないように注意しました。

フェンダーパネルの足付けにかかる前にエンブレムの両面テープを落としています。

ダブルアクションサンダーと手研ぎで異物を落とし細かい研ぎ目を付けています。

清掃、脱脂を行い塗装準備が整いました。

ホワイトパール塗装なので、白いベースカラー、光を反射するパール、光沢を出すクリアーの三種類の塗料を順番に塗装を行います。

異物が付着しないように心がけました。

加熱硬化後に組付けを行いポリッシングで塗装面を整えています。

正しい位置に新品のエンブレムを貼りつけてポリッシングは完了です。

診断機を使用した作業を行うのでバッテリーの充電を開始しました、フル充電まで掛けます。

色々な部品を脱着取替したので診断機を使用して故障履歴をリセットしました。

点検、光軸調整を行い完成しました。

 

この度はY様　誠にありがとうございました