トヨタ ヴィッツ リアバンパー修理例
130系ビッツに発生したリアバンパー右側の損傷を修理していきます。
クオーターパネルからつながるアーチのプレスライン部分にバンパー素地部分が露出する傷が入ってしまいました。
裏側に手が入るようにバンパーサイドシールを分解して、塑性変形の復元の為に加熱中です。
充分に加熱を行わないと復元しにくいので温度計を使用し加熱しすぎないようにも気を付ける必要があります。
温度が上がった所でライン部をしごいて膨らませることにより、元の形状に近づいていきます。
整形を終えてから傷をダブルアクションサンダーを使用して研ぎだしました。
研ぎこみによりライン部の形状ががナマってしまったので樹脂用パテを使用します。
パテを付けて十分に加熱硬化を行いました。
パテ整形、周辺部の足付けを行いサフェーサーの塗装に移ります。
PP素地が露出しているのでプライマーを塗りました。
マスキングは後の本塗装でも使用する為、ボディー全体を覆っています。
柔軟性のあるバンパー仕様の二液型サフェーサーを塗装しました。
サフェーサーを研いで周辺部を足付けしてマスキングが完了しました、
シリコンオフで脱脂を行い塗装にかかります。
そまりが良くないので下色をサフェーサーの上に塗装しました。
本来のカラーベースとクリアの塗装を行い塗り終わりました。
トップコートはバンパー仕様の柔軟性のあるクリアを使用しています。
後のトラブルを減少させるために十分に加熱を行い、硬化反応を促進させました。
微小なゴミとボカシ目をポリッシング作業にて整えています。
組み付け、点検、清掃を行い完成しました。
このたびはS様 まことにありがとうございました
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