左フロントドアとサイドマットガードを、新品部品を使用して修理致します。

届いた新品パネルは電着塗装の黒い色、もしくはグレーで着色されています、ヘミング部（鉄板の折り返し部）にシーリングを行います。

リボンシーラーを使用して違和感の少ないシーリングを心がけています、

スキマが開く部分はシーラー、サフェーサーで閉じるのでサビや剥がれてくることはありません。

新品パネルは輸送中のダメージ、電着塗装表面のピンホール、ダンボール痕が頻繁にあるので点検を行い足付けが完了しました。

塗料の密着、耐久性が増すように白色の二液型サフェーサーを塗装しました。

ダメージのあるパネルを分解、取り外しを行いました、効率の良い再資源化の為に、材質に分け分別を心がけています。

新品パネルでも個体差により建付けが合わない場合があるので仮合わせを行い、異常があればこの時点で修正します。

サイドマットガードを交換していきます。

新品部品を梱包から出してみました、間違え、部品にキズ等がないか？点検確認をしています。

ボディー側の取付穴など、損傷が波及している場合があるのでこちらも注意する必要が有ります。

ボディー側も問題がない状態なので新品サイドマットガードを取り付けました。

サフェーサーの研磨を行い塗装に掛かりトップコートクリアが入りました。

加熱乾燥後、ブラックアウトテープをサッシ部に水貼にて作業を進めています、気泡、ゴミが入らないように心がけています。

水分を完璧に除去してからトヨタ純正防錆剤（ラストップ）を吹き付けます。

マニュアルにならい、一番下のヘミング部は溜まるくらい、周辺部の穴の回りを含め新車時の防錆効果を再現します、臭いが出るので送風等行い、ラストップを乾燥させ臭いの少ない状態になってからボディーに組み付けていきます。

ドアを脱着しただけでも数件故障履歴が残るので、診断機を使用してリセットを行っています。

故障診断と同時にバッテリーを充電しています。

ポリッシング、水漏れ検査を行い完成しました。

このたびはS様　誠にありがとうございました