ホンダ オデッセイ フロントバンパー修理例

フロントバンパー左下側、角の部分をこすってしまった損傷を修理していきます。

メッキ製モール部分が割れてしまっているので、こちらは新品部品を使用します。

修理を行う為に、フロントバンパーを一部脱着してバンパーサイドサポート、コーナーセンサー、下部のメッキモールを外しました。

整形できる温度まで加熱しています、他の部分を熱でダメージを与えないように気を付けて作業する必要が有ります。

各種道具を使用しながら、へこんだ部分は裏から押出し、周辺の表に膨らんだ部分は突っついて凹ませていきます。

ダブルアクションサンダーにて80番から320番のペーパーを使用して整形の仕上げと深いペーパー目を研磨して目立たなくしていきます。

割れたメッキモールが局部的に深い損傷を与えてしまったので、樹脂バンバーに密着の良い樹脂用パテを使用して整形しました。

新品のメッキモール部品の仮合わせを行い、きちんと取付出来て隙間は悪くないか?確認しています。

そまりが良い様に黒いバンパー仕様のサフェーサーをPPプライマー処理後に塗装しました。

バンパーの隙間が広くガタが発生していたのでバンパーサポを外してみたら引っ張られて取り付け部の穴がオチョボ口になっていました。

専用工具のバイスプライヤーを使用して穴を挟み込み歪みを修理しています。

仮合わせを行い隙間とガタを確認しています、この後、再度穴の成型を致しました。

サフェーサーの研ぎと周辺部の足付け、マスキングを行い塗装準備が整いました。

カラーベース、トップコートクリアを塗装してからマスキングを剝がしクリアボカシ部分の処理が終わりました、

直ぐに加熱してトラブルが起きると困るので、セッティング時間を十分にとってから温度が上がりすぎないように注意を払い加熱を行います。

塗装ブースより車両を出して分解した部品を組付けています、バンパーサイドサポートは新品部品を使用しました。

部分塗装の場合、バックターンテープを使用しプレスラインで切り、クリアを目立ちにくい場所でぼかすので切りキワ、ボカシ部の磨き、付着したゴミの除去等が必要になるのでポリッシング作業を行います。

最終仕上げにダブルアクションポリッシャーを使用して、オーロラマークが出にくい作業を心がけました。

水ぶき、エアーブロー、乾拭きを行いコンパウンドが残っていないか確認を行い完成致しました。

 

このたびはM様 誠にありがとうございました

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