BMW ボンネット塗装面剥離の修理例

フード前方左よりに発生したトップコートクリアー層の剥離を修理致します。


作業品質を向上させるためにワイパーを外しました。

傷んできた表面のクリヤー層にダブルアクションサンダーを使用して研ぎ落します。

鉄板面が少し出てしまったので二液ジンクプライマーを使用し亜鉛引き鋼鈑のトラブルリスクを減少させます。

プライマーを加熱乾燥後に、二液型サフェーサーを塗装しました、パテの上に塗装する希釈にて吹き付けました。

真夏の季節なので翌日天日を利用してサフェを加熱硬化させました。

表面のデコボコがわかりやすい様に黒い粉(ガイドコート)を使用し、かたいファイル(当て板)を使用して平滑になる事を心がけ研磨を行います。

ペーパーは400番500番600番800番を使用して研磨を行いました。

フード裏面フチキワの防錆ワックスをシリコンオフを使用して清掃を行い、塗装、マスキングのトラブルを減少させます。

マスキング、脱脂作業の後、ベースコートを塗装しています。

トップコートクリアーは耐擦傷性の日本ペイント製グリフィスクリアーを使用しました。

トップコートの塗装が完了しました。


翌日、始業時より、お昼過ぎまで天日を利用して加熱硬化を促進させました、濃色なのできっちり硬化させたいです。

灯油及び電気ヒーターを使用するより良い硬化促進が行えます。

付着したゴミをハネて全体的に少しヤセたのでポリッシングを行いました、仕上げはDAポリッシャーを使用しオーロラマークの少ない仕上がりを心がけています。

組み付け、清掃を行い完成しました。

この度はM様 誠にありがとうございました。

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