メルセデスベンツ リアバンパー修理例

リアバンパー左側に付いてしまった損傷を修理を行います。

側面部下側に素地までほじくれてしまった擦り傷と

コーナー部に発生した変形をともなう塗膜割れを修理していきます。

ダブルアクションサンダーを使用して変形した部分を研ぎだして滑らかにしながら、ひび割れが起きた塗膜へ研磨を行い素地を出しています。

研磨作業で整形しきれなかったのでバンパーパテを使用しました。

逆アール部もあるので、各種当て板を使用して歪の少ない整形を心がけました。

シリコンオフで濡らして形状確認を行うと膜厚がありすぎて正確に点検できないので、

揮発して消えてなくなる艶出しスプレーを薄めに吹き付け形状を目視で確認しています。

マスキングを行い、素地露出部にPPプライマーの塗布を行いサフェーサーを塗装します。

軟化剤を配合したバンパー仕様の黒い二液型サフェーサーの塗装を行いました。

加熱硬化後にパテ整形と同様に形状を作りながら研磨を行っています。

サフェーサー整形後に周辺部の足付けを行いました。

塗装ブースに移動してマスキングを行い塗装が出来る状態になりました。

カラーベース、トップコートクリアの塗装が完了しました。

押されて戻る程度の変形時に塗膜割れが発生しにくい柔軟性のある樹脂塗装用の硬化剤を配合したGLクリアーを使用しました。

翌日にマスキングをはがしてからヒータを使用し加熱硬化を促進させています。

付着してしまったゴミをはねて2000番のペーパー目を5000番まで細かくした後にポリッシング作業を行います。

ウールバフと細めコンパウンドで肌調整とごみとり部分、クリアボカシ目を磨きます。

中目のスポンジバフに細めコンパウンドを使用してウールバフのバフ目を磨きとりました。

細めのスポンジバフに仕上げ用コンパウンドを使用してつやを出していきます。

最後にランダムにバフが運動するダブルアクションポリッシャーを使用することによりオーロラマークの発生を抑制して磨き作業が完了しました。

作業部と周辺の点検を行い完成しました。

 

この度はA様 誠にありがとうございました

 

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