ホンダ ヴェゼル ボンネット及びルーフ修理例

ホンダベゼルの劣化により白くなってきてしまった塗装面の修理を始めます。

ルーフも白くなってきてしまいました、白くなってしまった部分が広くなってしまうと、はがれてくる可能性が大きくなります。

傷んでてしまった表面のクリアー層をダブルアクションサンダーを使用して研ぎだしてから二液型サフェーサーを塗装します。

傷んだ部分より広い範囲で研ぎ出しを行い、後々の塗膜トラブルが発生しにくい作業を心がけました。

二液型サフェーサーは硬化剤と主剤が硬化反応するので上に塗装を行う塗料の溶剤分を下地に通しにくく、溶けることもないのでしっかりとシールします。

一液型サフェーサーを使用した場合、溶剤分が下地まで若干通り抜け旧クリア等が柔らかくなったり膨らんだりして塗膜トラブルを発生させる可能性が二液に比べて高いのでベイトゥリーでは一液サフはいかなる場合でも使用しません。

二液型サフでも硬化が不十分な場合、下地トラブルにつながるので、必ず硬化反応を進めます。

ヒーターを移動させて合計4か所で加熱を行いトラブルが発生しにくい下地作業を心がけました。

サフェーサーは600番でブツ、肌を整えて800番で仕上げを行います。

マスキングにかかりました、

ガラスモール上面は、ゴムが屋根にかぶさり接触しているのでトリムマスキングテープを使用し、隙間を開けた紙はりを行いました。

先端にプラスチックが貼ってあり、差し込んで少しモールをおこして貼ることによりテープあとが付かず異物の吹き出しも抑えられます。

ベースコートとトップコートクリアの塗装が完了しました。

クリアはニッペGLクリアを使用しました。

クリアも2液塗料なので硬化を促進させないでポリッシングを行うと熱で塗膜が柔らかくなってきたり、コンパウンドが絡んでこびりついたり、作業効率が良くない上に、ペーパー目が後から出てくる磨き戻りの原因になるので温度と時間の管理を行い硬化反応を進めてからポリッシングを行います。

最初のウールバフで磨いています、バフを変え、ミガキ目も消していきます。

最後はダブルアクションポリッシャーを使用してオーロラ現象の発生を抑えた作業を心がけました。

ヘッドライトの黄ばんだレンズ面に手磨きを行い、ある程度ですが黄ばみが落ち光沢が戻りました。

取り外したルーフモールを組付ける準備を進めています。

四隅のシーリングにヒビ割れが確認されたので黒いシーラーを使用してシーリングを行いました。

コンパウンド残りなどの点検を行い完成しました。

 

この度はY様 誠にありがとうございました

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