トヨタ シエンタ右側フロントドアまわりの修理例

右フロントドア前方の下部、フェンダー、ロッカーパネルの損傷を修理致します。

硬い相手との接触により局部的にへこみが発生してしまいました。

分解を行い、ロッカーパネルの修理にかかります。

フレーム修正用の固定機にセットを行ってから、ダメージの無い反対側にて、フロアー下部よりロッカーパネルの正しい寸法を計測しています。

正しい寸法で長さを固定したトラッキングゲージを損傷部にあてがいます。

こちらの隙間分、車両中央側にパネルの角がもぐっていました。

引き出すためのチップをスタッドを使用して熔植を行っています。

スパッタの発生によりガラス部品にダメージを与えないようガラス全面に養生を必ず行います。

フレーム修正機のタワーを使用してライン状に引き出しを行っています、

集塵機のホースをさらに細くしてロッカーパネル前方の開口部よりスタッドで発生した微量の煙を吸いだし、臭い残りの少ない作業を心がけました。

先程、トラッキングゲージで計測を行った位置まで引き出します。

ロアヒンジ、及びピラーを修正しています、この部分がおかしいとドアの建付けが合いません。

鉄板の整形が整い、パテ作業に移行します、最初にパテより強度のあるジーナス3000接着債を使用して下地を作る為、粗目のキズで鉄板に足付けを行いました。

ジーナス3000を長時間加熱硬化を促進させて整形を行いました。

ファイバーパテを使用して形状の細部を復元します。

メーカーから供給して頂く新品ドアパネルに輸送中に入ったダメージがないか?点検を行いました。

足付け、脱脂、プライマーの吹き付けを行ってからリボンシーラーを併用するシーリングを行っています。

新品ドアを使用して仮合わせを行っています。

表面に足付けを行い、サフェーサーの塗装を行います。

ロッカー部にサフェが入りました。

フェンダー下部をサフェ塗装しています。

ドアも二液型サフェーサーを塗装しました、サフェーサーを塗装することにより最下層の電着が紫外線で攻撃されにくくなります。

加熱硬化後にサフェーサーの研磨、足付けを行っています。

足付けをしてから、水分を乾燥させてマスキング作業を行っています。

スライドドアハンドルの前部に配線がつながっているのでマスキングで浮かすように貼りました。

ベースコートを決め、トップコートクリアの塗装を行っています。

トップコートの塗装が完了しました。

スライドドアは色違いがわかり難くなるようにボカシ塗装を行いました。

ロッカー部はクリアー両脇をぼかして完了です。

取り換えるフロントドアの組替準備を行います。

取り換える古いドアはハンガーに乗せて新品ドアと並べた状態で組替を行い正確性と作業効率の良い作業を心がけていました。

ドアの組替が完了しました。

組み付けの途中には充電を行います。

充電器がつながっている状態で診断機を使用した故障診断を行い、全システム異常なしになりました。

ヘッドライト左右の磨き作業を行います。

ライトの磨きが完了しました。

ゴミを2000番ではねて、5000番のトライザクトで目を細かくしてからポリッシャーをかけます。

仕上げにダブルアクションサンダーを使用してオーロラマークの発生しにくい作業を心がけています。

気温の低い季節なのでヒーターを使用し温度を上げてサイドバイザーの取り付けを行っています。

ドアエッジモールを付けて完成します。

再度、組付けの点検、作動確認、水漏れ検査を行い完成しました。

 

 

 

この度はI様 誠にありがとうございました

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