トヨタ 20系プリウス 塗装面の剥がれ修理例

経年劣化によりフード、ルーフ、リアゲート上部の塗装剥がれを修理していきます。

塗膜が剥がれて下色が見えてしまいました。

リアゲート上部は塗膜表面に細かいひび割れが全面に発生しています。

高圧洗浄機を使用してウィンドモールの中にたまった砂汚れを洗浄しました。

モール取り付け部も一緒に清掃します。

一度、塗装が施されていたので溶剤を使用して拭き落としました。

修理を行うにあたり、損傷部周辺に余計なダメージを与えないように養生を行い研磨作業にかかります。

白い塗装の下に本来の塗膜が出てきました。

プツプツと斑点状の部分は研ぎだして悪影響を及ぼしている部分を除去しないと再び塗装トラブルの原因になる可能性があります。

研磨を進めているとパテが出てきて、念の為に鉄板まで研ぎだしパテ作業を行ったので塗膜トラブルが発生する可能性は低くなりました。

フードパネルの劣化部分を研磨を行い研ぎ出しが完了しました。

バックドア上面はアルミパネルなのでアルミ地を出さないように心がけます。

ボディー全体にマスキングを行い二液型サフェーサーを塗装行いました。

電気式のヒーターを使用して充分に硬化反応を進めて、後のヤセ等が起きにくくなることを心がけます。

ダブルアクションサンダーと手研ぎファイルを使用して800番まで目を上げました。

カウルパネルやエンジンの中に粉が入ると非常に清掃しにくくなるのでビニールで養生を行います。

マスキングを行い、塗装準備が整いました。

ガラスのフチはトリムテープ、フォレックステープを使用してゴミが吹き出しにくいマスキングを行っています。

染まりにくい色なので、染まりを良くするために別途調色を行った染まりを良くする下吹きを行いました。

下色の上に本来のカラーベースとトップコートクリアを塗装しています。

トップコートはニッペGLクリアを使用しました。

付着してしまったゴミをポリッシングを行い除去しています。

ゴミのアタマを2000番でハネて、バフレックス、5000番トライザクトで目を上げてからみがき作業に移ります、濃色系なので最後はダブルアクションポリッシャーを使用して仕上げを行いました。

ルーフパネルとルーフサイドの合わせ目に流してあるシーラーが割れていたので、水分が車内に侵入しにくくなるようシーリングを流しなおしています。

ルーフサイドの剥がれはタッチペイントを行いました。

各部品の組み付けと塗装ミストを点検を行い完成しました。

このたびはE様 誠にありがとうございました

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