レクサス LS460 フロントバンパー フェンダー修理例

右前方をこすられてしまいフロントバンパー回りのダメージを修理致します。

右側コーナーセンサーもダメージが有り、ヘッドライトとフォグランプは分解してみないと損傷がわかりません。

周辺部を分解して、センサー、フォグランプの配線カプラーを抜き、バンパーの取り外しを行っています。

アブソーバー、ホースメントを外し、ヘッドライトが外れました、ライトはボディーとの取り付け部に歪みが有ったので加熱修正いたしました。

バンパーに押されフロントフェンダー損傷の波及が無いか点検を行っています。

ヘッドライトが押されフェンダーパネルまで損傷が波及していました。

フロントバンパーは新品部品に取り替えますが、塗装済みのバンパーがトヨタに無いので素地の無塗装品を塗装いたします。

スコットブライト、ハジキシラズを使用して水研ぎを行い表面に足付け(傷を付ける)して、表面に残っている離型剤を落とします、

離型剤が残っているとハジキ、密着不良の原因になります、

水洗いを行い、ハジキシラズを洗った後は、乾燥させハンガーにセットしました、研ぎが足りない部分を空研ぎで研ぎ、足付けが掛かっていない部分が無い様に心がけています。

離型剤が残っている可能性があるのでシリコンオフを使用して二度脱脂を行いPPプライマーを塗装しました、

PPプライマーを使用しないと塗装が剥離します。

柔軟性のあるバンパー仕様のサフェーサーを塗装しました。

右フロントフェンダーは修理を行いサフェーサーを塗装しています。

加熱乾燥後にサフェーサー表面を600番から800番相当のサンドペーパー、アシレックスを使用して表面を研ぎこんでいます。

黒抜き部分のマスキングをやり直して脱脂を行い塗装に掛かります。

色違いが目立たなくなるようにバンパーホールカバー(けん引フックの蓋)も同時に塗装いたしました。

トップコートはニッペGLクリアを柔軟性のあるバンパー仕様で塗装をしています、

鉄板面を塗装する通常仕様のクリアーを使用した場合、むにゅっと押されたときにクモの巣のようなヒビが入る可能性があります。

乾燥前にマスキングのキワ一本を剝がしました。

乾燥後に黒抜き部分のマスキングを剝がしています。

乾燥前にキワを剝がしておかないと安全に剝がせません。

車両、バンパーが大きいので別々に塗装を行い、ボディー右フロントフェンダーを塗装します

トップコートはセルフリストアリングコートが指定されているので、関西ペイント製のダイヤモンドクリアQ3を使用します。

無事にフェンダーを塗装出来ました。

ポリッシングを行い、塗り肌を整えています。

黄ばんできたライトを左右磨き清掃を行いました。

お預かり中、バッテリーも消耗するので充電をかけています。

必ず充電器で電気を供給した状態で診断機を使用しています、

リセットできる項目はすべて故障履歴を消去致しました。

ヘッドライトにAFSが装備されていてシビアに光軸調整を行う為に専門の施設にて点検調整を行いました。

作動確認、試運転を行い完成しました。

 

このたびはS様 誠にありがとうございました

 

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