左側後部の接触ダメージを修理していきます。

後ろ正面部は縦に塑性変形が残り、角のライン部は塗膜にひびが入っていて、クオーターパネルとの接合部が浮いています。

修理が出来るように分解を行い、手が入る状態にしました。

バンパーが浮き気味でガタがあるのでバンパーサイドサポートを新品部品に取り替えてきます。

サイドサポートを外すと、取付穴が変形しているので専用工具を使用して正しい形状に復元しています。

穴を修理して新品部品を取り付けました。

石鹸水をかけて、部品にストレスが掛かり難い様にはめ込みを行い、正しく付くことを確認しました。

塑性変形部の修理に移行します。

遠赤ヒーターを使用して素材が柔らかくなるまで加熱を行います。

各種道具を使用して裏からシゴいたり、突き当てて凹ませたりと加熱を行いながら作業します。

ダブルアクションサンダーを使用して最終的な整形を行っています、使用するサンドペーパーの番手は80番から320番を使用しました。

周辺部は600番を使用し足付けして、マスキング、ＰＰプライマー処理まで行いました。

入りのそまりが良くなるように近似色の黒いサフェーサーを塗装しました。

サフェ研ぎ、周辺部の足付け、マスキングが終わり色を塗り始めます。

柔軟性のあるバンパー仕様のトップコートクリアを使用し塗装後の加熱硬化を行っています。

組付けを行った後にポリッシングを行い、塗り肌、ボカシ部を整えました。

飛び散ったコンパウンドの清掃を行い完成いたしました。

 

このたびはＢ様　誠にありがとうございました